当院の眼科の特徴
Point.1
早期発見・早期治療
眼科疾患は、早期発見・早期治療が重要となってきます。発見が遅くなってしまうと、進行具合や治療方針にも影響が出てきます。
当院では長年の経験から、早期の診断を行い、早期の治療を行うことで、飼い主様と動物への負担を考慮した医療を行います。

Point.2
充実した設備と検査機器
眼底カメラや眼圧計、スリットランプ(角膜や水晶体の状態を詳しく調べる機器)などの機器を導入し、設備を整えています。
眼科疾患を詳しく調べるための検査を実施することができ、適切な診断を行うことが出来ます。

Point.3
個々に合わせたトータルサポート
眼科疾患では手術を要する場合もあります。
疾患が見つかった場合、当院では手術も行っているため、一貫して当院で治療を行っていただけます。
診察から、治療・手術、アフターフォローまで一貫して当院で行うことが出来ます。

眼科の多い病気
角膜潰瘍
こんな症状はありませんか?
- 目が赤くなる
- 涙が多い
- 目をしょぼしょぼさせている
- 目やにが増えた
- 目を掻いている

角膜潰瘍は、角膜の上皮が損傷し、潰瘍が形成された状態です。外からの刺激(異物や外傷等)や内の要因(ドライアイや感染症等)が原因となることが多いです。特に犬や猫は角膜が非常に敏感なため、早期の発見と治療が重要です。潰瘍が進行すると、角膜の深部にまで達し、視力の低下や失明を引き起こす可能性があります。適切な治療を行わないと、慢性化し、治療が難しくなることがあります。
検査・治療方法
まず、染色検査が行われます。この検査で傷の深さや広がりを確認します。また、眼圧測定や眼底検査も行い、他の眼疾患の有無を確認します。視覚検査も行い、物を追う能力を確認し、角膜の状態を詳細に検査します。これにより、潰瘍の原因や進行度を診断し、適切な治療方針を決定します。
治療は、潰瘍の原因や重症度に応じて異なります。
1
抗菌薬の点眼
感染性の角膜潰瘍の場合、原因となる細菌や真菌に対して効果のある抗菌薬を点眼します。感染を抑え、潰瘍の治癒を促進します。
2
内服薬や点滴
症状が重い場合や感染が広がっている場合には、内服薬や点滴による全身的な治療が必要になる場合もあります。
3
角膜移植
重度の潰瘍や角膜穿孔が起きている場合、視力を回復させるために角膜移植を行う場合があります。角膜の透明度を回復させ、視力を改善するための最終手段です。
4
眼科的管理
治療中は、定期的に診察を受けていただきます。治療の進行状況を確認することが重要です。必要に応じて治療法を見直し、適切な管理を行います。
白内障
こんな症状はありませんか?
- 視力が落ちている
- 目が白く濁っている
- 目を細める
- 物にぶつかることが増えた

白内障は、水晶体が濁ることで視力が低下する病気で、特に高齢の犬に多く見られます。遺伝的要因や糖尿病、外傷、加齢などが原因となることが一般的です。進行すると、視力が著しく低下し、最終的には失明に至ることもあります。初期段階では、視力の低下が徐々に進行するため、飼い主が気づきにくいことがあります。早期の診断と治療が視力を守るために重要です。
検査・治療方法
検査は、視覚検査や眼底検査を行います。視覚検査では、物を追う能力を確認し、眼底検査では水晶体の状態を確認します。必要に応じて、エコー検査も行い、白内障の進行度を診断します。これにより、手術の必要性や治療方針を決定していきます。定期的な検査が視力を守るために重要です。
白内障の治療は、病状の進行度に応じて異なります。
1
点眼治療
初期の白内障では、点眼薬を使用して進行を抑えることが可能ですが、点眼薬は水晶体を透明に戻すものではなく、あくまで進行を遅らせる目的です。
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手術
白内障が進行し、視力に影響を及ぼす場合は、手術が必要です。手術では、濁った水晶体を取り除き、人工の眼内レンズを挿入します。
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術後管理
手術後は、定期的なフォローアップが必要です。視力の回復状況や合併症の有無を確認し、必要に応じて追加の治療を行います。
網膜剥離
こんな症状はありませんか?
- 突然の視力が落ちた
- 光を感じにくくなった
- 目が痛そう
- 物にぶつかることが増えた

網膜剥離は、網膜が眼球の内側から剥がれることで視力が急激に低下する病気です。外的な衝撃や内的な病気が原因となることが多く、特に急性の場合は緊急の治療が必要です。網膜剥離は早期の診断と治療が視力を守るために重要で、手術が必要な場合もあります。
検査・治療方法
検査は、眼底検査を行い、網膜の状態を直接観察します。エコー検査も行い、網膜の剥離の程度や原因を特定するために使用されます。視覚検査を通じて、視力の状態を評価し、剥離の進行度を診断します。これにより、適切な治療方針を決定するための情報が得られます。
治療は、剥離の種類や進行度に応じて異なります。
1
レーザー治療
網膜に小さな裂け目がある場合、レーザー治療を行う場合もあります。これにより、裂け目の周囲の網膜を焼き付け、剥離の進行を防ぎます。
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手術
網膜が大きく剥がれている場合は、剥がれた網膜を元の位置に戻すための手術が必要です。
3
保存的治療
漿液性網膜剥離の場合、点滴や内服薬による保存的治療が行われることがあります。炎症を抑えるための治療が中心となります。
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術後管理
手術後は、視力の回復状況を確認するために定期的なフォローアップが必要です。視力の改善や合併症の有無を確認し、必要に応じて追加の治療を行います。
よくあるご質問
Q.1
どのような病気を診てもらえますか?
緑内障、進行性網膜萎縮、ぶどう膜炎、角膜炎、ドライアイなどの治療を行います。
Q.2
眼球が少し白濁してきた場合、どうしたらよいですか?
白内障の疑いがありますので、一度お早めにご来院ください。
Q.3
料金はどれくらいですか?
テキスト