当院の感染症科の特徴
Point.1
適切な早期対応
感染症は、早期発見・早期治療が重要となってきます。発見が遅くなってしまうと、進行具合や治療方針にも影響が出てきます。
当院では長年の経験から、早期の診断を行い、早期の治療を行うことで、飼い主様と動物への負担を考慮した医療を行います。

Point.2
丁寧な診察
適切な検査を行い、適切な治療を行います。
また、感染症は飼い主様自身も不安なことが多いと思います。
問診にてペットの症状や原因をお聞きし、人にも動物にも配慮した丁寧な診察を行っております。

Point.3
予防接種の推奨
一番効果的な感染症対策は予防接種です。
当院では定期的な予防接種の推奨及び予防接種の実施をしています。
しっかりと予防接種を行いましょう。

感染症科の多い病気
犬パルボウイルス感染症
こんな症状はありませんか?
- 激しい嘔吐
- 下痢(血便を伴うことが多い)
- 食欲がない
- 元気がない
- 脱水症状

犬パルボウイルス感染症は、子犬に多い重篤なウイルス感染症です。このウイルスは消化管に感染し、急性の腸炎を引き起こします。予防にはワクチン接種が重要で、特に子犬期に適切なワクチン接種が重要です。
検査・治療方法
検査は主に症状の確認と迅速抗原検査を行います。犬の嘔吐や下痢の状態を確認し、脱水症状の有無を確認します。迅速抗原検査は、感染の有無を短時間で確認します。さらに、血液検査を行い、白血球数や電解質の異常を確認します。また、必要に応じて、腹部のエコー検査を行います。これにより、感染の重症度や合併症の有無を確認し、適切な治療方針を決定します。

猫ウイルス性鼻気管炎
こんな症状はありませんか?
- 鼻水やくしゃみが出る
- 目やにが出る
- 食欲がない
- 咳が出る
- 呼吸困難

猫ウイルス性鼻気管炎は、猫ヘルペスウイルスによって引き起こされる上気道感染症です。この病気は、特に若い猫や免疫力が低下している猫に多く見られます。
感染は接触や飛沫感染によって広がりやすく、特に多頭飼いの環境では注意が必要です。
検査・治療方法
検査は主に症状の確認とウイルス検査が行われます。猫の鼻水やくしゃみ、目やにの状態を確認し、呼吸器症状の重症度を確認します。ウイルス検査は、PCR検査やウイルス分離検査を行い、感染の有無を確認します。また、血液検査を行い、全身の健康状態も確認します。これにより、適切な治療方針を決定し、症状の軽減を図ります。重症の場合は、胸部レントゲン検査を行い、肺炎の有無を確認する場合もあります。
治療は、主に対症療法を行います。抗ウイルス薬やインターフェロンを投与しますが、特効薬はありません。鼻づまりや喉の痛みを軽減するために、ネブライザーによる吸入療法を行うこともあります。また、脱水症状が見られる場合には点滴をし、栄養補給を行います。二次感染を防ぐために、抗生物質を投薬する場合もあります。重度の結膜炎が見られる場合には、点眼薬や手術が必要になることもあります。
レプトスピラ症
こんな症状はありませんか?
- 食欲がない
- 嘔吐や下痢がある
- 黄疸(皮膚や眼の黄染)
- 腎不全の症状(多尿や脱水症状)

レプトスピラ症は、レプトスピラという細菌によって引き起こされる感染症で、犬だけでなく人間にも感染する可能性があります。この病気は、主に水や土壌を介して感染し、特に湿度の高い環境で流行しやすいです。重症化すると腎不全を引き起こし、致命的な結果を招くこともあります。予防にはワクチン接種が有効ですので、しっかりと予防接種を行いましょう。
検査・治療方法
検査は、症状の確認と血液検査を行います。症状と状態を確認し、感染の可能性を評価します。血液検査では、感染の有無や肝機能、腎機能の評価が行われます。また、尿検査を行い、感染の有無を確認することもあります。重症の場合は血液培養を行い、病原体の同定を試みることもあります。
治療は、重症度合いによって異なりますが、主に抗生物質の投与を行います。治療の早期開始が大きく影響するため、早期の診断と適切な治療が求められます。予防にはワクチン接種が有効ですが、感染リスクの高い地域では特に注意が必要です。
よくあるご質問
Q.1
どのような病気を診てもらえますか?
フィラリア症、伝染性肝炎、犬ジステンパー、猫白血病ウイルス感染症などの治療を行います。
Q.2
感染症にかからないように気を付けることはありますか?
フィラリア、ノミ、マダニのワクチンをしっかりと打ちましょう。
また、近年はSFTSと呼ばれるレストスピラ症も各所で見受けられます。
しっかりとまずは予防をし、お散歩や外出時には草むらを避けるなどが重要です。
Q.3
料金はどれくらいですか?
テキスト